2019/10/28 FashionTech Engineering Meetup#4に参加してきました!
Aoyama FashionTech Meetup by WORLD Group が主催されているFashionTech Engineering Meetupに参加してきました。
業界で絞られているカンファレンスに参加するのは初めてだったので、新鮮な気持ちになりました。
感想
あえて先に感想を。
参加されていたどの企業もファッション業界を盛り上げていくぞ!という勢いとエネルギーを感じました。
ただ技術ファーストではなくて、ファッションの中での課題に対して技術をうまく使って解決していきたい、社会へ貢献したいという想いがあるな、と想いました。
それぞれ会社が目指すファッションへの課題解決のアプローチが適切ですごいなーという印象です(小並感)。
あと、CTOや社員の方も日本籍ではない方が多く、グローバルな会社が多い印象でした。グローバルな企業で働きたい(英語勉強しなおさないと…)。
内容
主催企業LT
- 嶌克繁氏@株式会社オムニス
- それぞれのプロダクトに合わせて技術、アーキテクチャ選定を行っているそう
LT
Jin Koh氏@Bodygram Japan株式会社
ざっくり内容
- デジタルの身体データベースが作れる
- 保険、ライフスタイルなどとアパレル外にも展開できる
- エンジニア(DL,ML, Front,Backend) への投資を行っている
和泉 信生氏@シタテル株式会社
ざっくり内容
- 服作りをかんたんに
- Vチューバーと視聴者と一緒に作って、Tシャツを売ったりしています
- ストーリーがあるからこそ売れる服がある
村上 大昌@株式会社Sapeet
ざっくり内容
- 着用のイメージを持ってもらうためのサービス
- 会社で工夫していること
- 作業の効率化
- 時間が一番貴重
- デザイナーにはデザインをしてもらいたい
- 取り組んだこと
- 構成構成のコード化
- 繰り返し処理を自動化
- ノイズ検知プログラムの開発
荒井浩己@株式会社ニューロープ
ざっくり内容
- AIシステムとはなにか、どう作るのか
- 画像認識のSassを作っている
- AIシステムならではの課題も多く存在する
森永マーク氏@株式会社Virtusize
ざっくり内容
どちらの企業も人を募集しているようです。
Bodygramのデモタイム
上記のBodygramのデモタイム!
- 専用の服の着用なし
- 背景には計測する本人以外も写っている
という状況で、正面と横の2枚の画像から計測。
算出までかかる時間は30秒〜40秒で、誤差は数cm〜数mmという精度…すごい。
そもそもブランドや企業によって、首周りの算出の仕方が違うため、撮影した画像から3Dモデルを作り計測したところから値を算出して、どの企業にも合わせられるようにしているとか。
さすがのこだわりです。
パネルディスカッション
質問に対して各企業の方が答えてくださる形式でした!
サービス立ち上げや運営をしていく中での苦労話を教えて下さい
Jin Koh氏@Bodygram Japan株式会社
- メディアではいい話だけが取り上げられがち
- 現状までに至るまで、背景には苦労やたくさんある
- 精度があげてていくため、引き続きデータ収集活動を行って、ポジティブなループを推進している
- 夢を見ることはいいことだけど、足を引っ張られることだってある
- 諦めなければ進むことができるので、諦めずに頑張っていってほしい
和泉 信生氏@シタテル株式会社
- 世の中の投資家たちは「技術」を求めがち
- 投資家が求めていても、ユーザーが求めているのか?を苦悩して考えた
- 解決したい問題にアプローチするためにうまく技術を活用していった
村上 大昌@株式会社Sapeet
- 社員、ユーザーとゴールを共有するのが大変
- テックをファッションに導入したいっていうふんわりな思いをどう汲み取って、価値提供できるかを常に考えている
荒井浩己@株式会社ニューロープ
- 3名で始めた会社で、コワーキングスペースでお仕事していた
森永マーク氏@株式会社Virtusize
- プロダクト面
- エンジニアの好みが全員違う
- コードのマイグレーションでどうやって組み込んでいくか
- FASHION×Techは、nice to have な立ち位置なので大変
使用しているスタックを教えてください
森永マーク氏@株式会社Virtusize
- Frontend
- React/Vue
- Backend
荒井浩己@株式会社ニューロープ
- Backend
- 機械学習
- インフラ
村上 大昌@株式会社Sapeet
和泉 信生氏@シタテル株式会社
- Frontend
- Vue.js
- Backend
- インフラ
Jin Koh氏@Bodygram Japan株式会社
- プロダクトの戦略から考えて技術を選定している
- 正確性
- ユーザーフレンドリー
- iOS/Andorid/Web全ても使っている
- 信頼性
- プライバシーデータを取り扱っているので、堅牢なインフラを使っている
求めるエンジニア像を教えてください!
Jin Koh氏@Bodygram Japan株式会社
- 提供できる環境について
和泉 信生氏@シタテル株式会社
- リアルテックカンパニー
- 同じことをいかに早く正確にできて、ビジネスへの理解があるエンジニア
村上 大昌@株式会社Sapeet
- 泥臭さを追求できるエンジニア
- わりと泥臭いチューニングがあるので、がっつり追求できる人がおすすめ
- 言われたことだけじゃなくて、幅広く
荒井浩己@株式会社ニューロープ
- プロダクト思考/セルフマネジメントができるエンジニア
- 自社のSasSを磨き込めるエンジニア
- 仕事が作っていけちゃうスター★なエンジニアがほしい
森永マーク氏@株式会社Virtusize
- 優秀なエンジニアを採用したい
- グローバルなエンジニアを採用していきたい
- コミュニケーションがしっかり取れる/意見があればなんでも言えるエンジニア
入社する人にFASHIONへの興味は求めますか?
Jin Koh氏@Bodygram Japan株式会社
- FASHIONにこだわっているわけではなく、社会を良くしていきたいという思いが大切
和泉 信生氏@シタテル株式会社
- FASHIONへの興味は必須ではない
村上 大昌@株式会社Sapeet
- 必須ではない
- 技術で課題解決をできる人
荒井浩己@株式会社ニューロープ
- 必須ではない
- 技術が好きな人
森永マーク氏@株式会社Virtusize
- 女性エンジニア採用をプッシュしている
- Women Who Code の主催エンジニアがいるよ
Q and A
Z社に関してどう感じているか
Jin Koh氏@Bodygram Japan株式会社
- 競合だと思っていない
- 驚異よりもシンパシーを感じ、尊敬をしている
- あのサイズでイノベーションを起こし続けているのは尊敬を感じる
- スーツの発表しかり、この分野でのパイオニアだと感じています
- エンジニアにとって働き方の好みがあると思う
- サイズを図る方法のユーザーの体験もいろいろあってよいと思う
村上 大昌@株式会社Sapeet
- 技術に関しては尊敬できる部分がある
- FASHIONだけにこだわっているわけではないので、別の業界にいかしていければよい
- お互いに成長し会える企業でありたい
森永マーク氏@株式会社Virtusize
- VSしている企業さんパターンとZOZOとうまくやっている企業さんパターンがある
- いまのところ困っていない
どれぐらいのプロダクトを回しているの?
村上 大昌@株式会社Sapeet
- あたため技術を含めると5〜6個ぐらい
- メインは、サイジング、姿勢解析
- 10名のエンジニアで担当
- 1名が2〜3プロダクトを担当
懇親会
- 積極的に名刺交換や情報交換をされている方が多く、私自身もあまり関わらない業種の方とお話できてよかったです!
- 提供された軽食がトルティーヤチップスとタコスでびっくりしました(写真取り忘れた…)
- 登壇者の方にお誕生日の方がいらっしゃってお祝いがありました🎉
- おめでとうございました!